こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・フリーランスとは?
・個人事業主とフリーランスは何が違うの?
・フリーランスのメリット、デメリット
今の時代働き方が多様化し、今までとは違った働き方が増えています。
今回は様々な働き方の中でもフリーランスについて詳しく説明していきます。こんな働き方もあるんだなと、これからの選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょう。
フリーランスとは?
ここではまずフリーランスについて詳しく説明していきます。
そもそもフリーランスとは、会社や団体などに属さず、フリーで仕事をしている人のことを言います。つまり、会社員や公務員ではなく個人で仕事を請負、働いている人達です。
例えば、フリーのライター、カメラマン、プログラマーやエンジニア等です。他にもコンサルタントや講師など働き方は様々です。
フリーランスは自分のスキルやテクニック、技術等を生かして働くことができます。
個人事業主とフリーランスは何が違うの?
フリーランスは先ほど説明したように会社や団体などに属さず、フリーで仕事をしている人です。
言い方を変えれば、「自由業」と言えます。つまり「個人事業主」になるということです。
ただ、個人事業主=フリーランスかと言えばそうではありません。
では、個人事業主とはどのような人をことを言うのか?
それは、税務署に開業届を提出している人を指します。
個人で仕事をスタートする場合、税務署に開業届を提出しなくても可能です。
そのため、開業届を提出しているフリーランスもいれば、提出していないフリーランスもいます。
つまり、個人事業主とは税務上の区分になります。
これはあくまでも個人的な意見ですが、フリーランスと個人事業主にはあまり大きな違いはなく、気にする必要はないと思っています。おしゃれに見せたい場合にはフリーランス、お堅く真面目に見せたい場合には個人事業主と分けておけばいいと私は思っています。
フリーランスのメリット、デメリット
メリット
①働く時間が選べる
フリーランスは会社や特定の団体に属していないため毎日決まった時間に起きたり通勤する必要がありません。
毎朝通勤ラッシュ時の満員電車に揺られる事もありませんので、ストレスを減らすことも出来ます。
そもそもフリーランスは依頼された仕事を納期までに間に合わせ完了させればいいので、完成させるまでの時間は自分でコントロールができます。
例えば平日は育児や家事があるので午前中に家の事を済ませ午後から仕事をする。また日曜日は祝日の空いた時間を利用して仕事を進めるなんて事も可能です。
働く時間が自由なのはフリーランスの魅力の1つと言えます。
②働く場所が選べる
今の時代インターネットなどの通信環境がよくなっています。
そのためパソコンやタブレット端末があればインターネットを使って仕事をすることが可能です。
また持ち運びができるポケットWi-Fi等を活用すれば、自由に場所を選んでどこでも仕事ができます。
最低限の環境を準備すれば好きな場所で働くことが出来るので、その日の気分によって場所を変える事もできます。
自宅はもちろん、おしゃれなカフェやホテル等様々な場所で仕事が出来るので気分転換も兼ねて働く場所を選択することが可能です。
③収入を増やす事も可能
会社員であれば給料があるので収入は安定していますが、収入を大きく増やすことがなかなか難しいです。
その点フリーランスの場合、自分の頑張り次第で収入を大きく増やすことが可能です。
知恵と工夫、自分の努力でドンドン増やすことが出来青天井です。
仕事の質や提供するサービスの質があがれば単価も上がるので収入の上り幅は会社員よりも大きくなることがあります。
フリーランスのメリットの中でも収入の増加は大きなポイントとなりますね!
デメリット
①収入が不安定になる
メリットのところで収入を増やすことが出来ると説明していますが、それとは真逆の事を言っていると思った方もいると思います。
確かに、フリーランスになることで収入を増やすことは出来ますがそれを毎月継続して収入を安定させるのは難しいです。
例えば、あなたがデザイナーの仕事をしていたとしましょう。
デザインの仕事を受けてお客さんに納品するまでに数日で終わるものがあれば、長いもので数ヵ月かかるものもあります。
そうすると、納品までの日数が短い場合はすぐ入金されるかもしれませんが、納品までの日数が数ヵ月もかかるものはその分入金が遅くなります。
入金のタイミングがバラバラになるため、場合によっては入金が0円の月が発生することもあります。
会社員の様に毎月お給料がもらえる訳ではないので収入が不安定になる可能性があります。
②管理が大変
管理には体調管理とスケジュール管理があります。
1つ目の体調管理はとても重要です。
会社員であれば体調不良で会社を休んだとしても上司や同僚などはサポートしてくれます。
しかし、フリーランスの場合は基本的には自分一人で仕事をしているので誰もサポートをしてくれません。
また、体調不良で納期に間に合わなければ仕事がキャンセルになり収入が0になることもあり死活問題にもなります。
そのため、普段からの体調管理を注意しておく必要があります。
2つ目のスケジュール管理についてです。
メリットのところで紹介しましたが、フリーランスは仕事をする時間を自分で調整することができます。
ですがこれは諸刃の剣で、好きな時に仕事が出来るからとスケジュール管理を怠れば納期に間に合わないなんて事もありますし、納期がバッティングして仕事に追われるなんて事もあります。
毎日決まった時間に出社する必要がないため昼と夜が逆転して生活リズムが崩れる危険性もあります。
③支出が増える
意外と知らない人がいますがデメリットの中で大きなウェイトを占めるのが支出が増えることです。
フリーランスは全て自分で用意しなければいけません。
インターネット環境を整えたり、パソコンを用意したり移動の交通費等、会社員の場合は会社が負担してくれていたものを自分で調達しなければいけません。
また、会社員なら社会保険、厚生年金、雇用保険を半分会社が負担してくれていました。
しかしフリーランスの場合は国民健康保険、国民年金となるため全額自分で負担することになります。
そのため、会社員よりも支出が増えることがあります。
まとめ
最後に、フリーランスは自分の采配で仕事をすることが出来ますし、収入が増える魅力もあるのでやりがいがあります。
ですがその反面、会社員とは違い不安定になったり支出が増えたりとやらなければいけない事も増えます。
いきなりフリーランスとして頑張ろうとする人もいますが個人的にはあまりオススメできません。
まずは会社員として勤めながら副業という形でやっていき軌道にのり目途が立てばフリーランスとして独立するなど計画を立て、段階を踏んでいくのがいいでしょう。