こんな悩みにお答えしていきます。
本記事の内容
・FPとは?
・FPの種類
・FPの試験内容
FPとはどんな資格?
FPとは略した名称で、正式名称はファイナンシャルプランナーといいます。
FPは相談者の夢や目標を達成するために、ライフスタイルや価値観、経済環境を踏まえながら、家族状況、収入と支出の内容、資産、負債、保険など、あらゆるデータを集めて、現状を分析します。
そして、相談者の立場や、ライフイベントを考慮したうえで、長期的かつ総合的な視点でさまざまなアドバイスや資産設計を行い、併せてその実行を援助します。
※日本FP協会ホームページより一部抜粋※
FPとして必要とされる技術の習得レベルを評価するための資格はFP技能士となります。
このFP技能士は広く浅くお金に関する知識を学ぶことが出来る資格です。金融、保険、年金、税金などの知識が必要となります。
FP試験の種類
FPはきんざいと日本FP協会がそれぞれ主催していた試験で元々は民間資格でしたが、2002年にFP技能士という国家資格ができました。
その結果きんざいと日本FP協会の2つの団体がが引き継ぐこととなり、どちらでも試験を受けることが可能になっています。
※きんざいとはきんざいとは金融財政事情研究会の略です。
きんざいと日本FP協会の違いについて
結論として、どちらの団体で合格しても国家資格であるFP技能士としての価値には変わりありません。
では、きんざいと日本FP協会では何が違ってくるのか?
その違いは試験内容です。
試験内容の詳しい説明は後ほどまとめておきますが、FPの試験は学科試験と実技試験に分かれています。
学科試験はどちらで受験しても内容は同じです。
しかし、実技試験では受験する団体によって変わってきます。
きんざいの実技試験は相談業務内容に応じて受験する試験を選択できます。
それに引換え、日本FP協会は資産設計提案業務の1つに絞られています。
つまり、きんざいと日本FP協会の違いはこの実技試験の違いと言えます。
FPの試験内容
ここでは試験内容について説明していきます。
FPの試験は1級から3級までありここでは主に3級に絞って説明をしていきます。
・学科試験と実技試験
FP試験では、学科試験と実技試験が行われます。
・学科試験とは
学科試験はきんざいと日本FP協会で共通ですが、以下のような、多岐にわたる内容から出題されます。
ライフプランニングと資金計画(社会保険、年金など)
リスク管理(生命保険などでどうリスクヘッジするか)
金融資産運用(うまく投資するための方法)
タックスプランニング(所得税とか住民税とか)
不動産(不動産取引など)
相続・事業承継(相続、贈与など)
・実技試験とは
きんざいのFP3級実技試験
きんざいでは、個人資産相談業務と、保険顧客資産相談業務の2つが用意されており、どちらか1つを選びます。
金融資産や不動産など、個人的なライフプランにかかわること、生命保険など保険全般に重点を置いたことについて問われます。
個人資産相談業務
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる倫理観と関連業法との関係を正しく理解したうえで相談に対する回答が行えること
2.個人顧客の問題点の把握
個人顧客の属性、保有金融資産、保有不動産等に関する具体的な設例に基づき、ライフプランの策定、金融資産選択、不動産の有効活用、相続・贈与税、所得税等に関する相談における問題点を把握できること
3.問題の解決策の検討・分析
問題解決にあたって必要とされる知識に基づいて、顧客の立場に立って相談に答えられること
保険顧客資産相談業務
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる倫理観と関連業法との関係を正しく理解したうえで相談に対する回答が行えること
2.保険顧客の問題点の把握
保険顧客の属性、加入している保険商品、保有金融資産等に関する具体的な設例に基づき、ライフプラン策定、保険商品の活用、相続・贈与、所得税等に関する相談における問題点を把握できること
3.問題の解決策の検討・分析
問題解決にあたって必要とされる知識に基づいて、顧客の立場に立って相談に答えられること
きんざいホームページより抜粋
日本FP協会のFP3級実技試験
日本FP協会では、資産設計提案業務が出題されます。
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
2.ファイナンシャル・プランニングのプロセス
3.顧客のファイナンス状況の分析と評価
日本FP協会ホームページより抜粋
まとめ
FPはお金に関する知識を広く学ぶ事ができる資格です。
普段の生活の中で関係する税金や保険だけでなく金融や投資なども学ぶことが出来るためお金の勉強には打って付けです。
資格取得のための勉強にもいいですが、お金の知識を増やす目的で勉強するのもいいでしょう。