こんな悩みにお答えしていきます。
本記事の内容
・簿記検定とは?
・簿記検定の種類
・簿記検定を取得するメリット
本記事では、簿記検定の初心者であるあなたでも簿記検定の種類・難易度、受験するメリットなどを紹介していきます。
簿記検定を受験する際に気をつけたいポイントまで解説しているので、取得する資格を選ぶ際の参考にして下さい。
目次
簿記検定とは?
会社やお店の取引(お金の流れ)等を記録するためのルールや方法を簿記と言い、この簿記の基礎知識や計算能力などの力を見るのが簿記検定です。
簿記では日々の取引を帳簿というノートに記録しその結果として決算書を作成します。
これら一連の流れをや取引を理解し正確に記録する事が簿記では何より大切になります。
簿記検定の種類
簿記検定と一言でいっても、主催団体によって種類が異なります。
ここでは、簿記検定の種類とその特徴を説明していきます。
日商簿記検定
社会一般的に簿記検定と言えばこの日商簿記検定のことを指します。
簿記検定の王道とも言えるものです。
主に社会人を対象とした試験であり、簿記検定の中でも難易度は一番高いと言えます。
また、1級合格者には税理士試験の受験資格が与えられます。
全経簿記能力検定
日商簿記検定よりやや難易度が下がる簿記検定です。
主に会計や経理専門学校の学生を対象とした試験です。
また、上級合格者は日商簿記1級と同じように税理士試験の受験資格が与えられます。
日商簿記1級と合わせて全経簿記上級を受験する人が多くいます。
全商簿記実務検定
比較的オーソドックスな問題が出題されるます。
主に商業高校の学生を対象とした試験です。
日商簿記や全経簿記と違い学校で学んだ成果を確認することを目的にしているため合格率が高い試験でもあります。
建設業経理検定
一般的な簿記検定とは少し異なりますが、れっきとした簿記検定の1つです。
主に建設業界で経理をしている人、しようと考えている人を対象とした試験です。
そのため建設業特有の内容も出題されており、建設業簿記とも言われたりします。
簿記検定を取得するメリット
就職や転職に有利
簿記を取得していることで、就職・転職の場で有利になると言えるでしょう。
ビジネスの場において、特に経理業務をこなすための基礎知識としての証明となります。
就職や転職活動の際には大きなアピール材料となります。また求人の募集要項において簿記の資格が必要になるケースもあります。
また転職サイトでは、簿記資格の有無で絞り込みも行うことができる場合があります。
その他、取得する簿記検定の種類、級によって資格手当がつくこともあります。
キャリアアップにつながる
簿記の知識は経理業務はもちろん、その他の業務でも活かすことができます。
例えば、営業においては自社や取引先の業績等を把握し分析をしてデータを営業に落とし込むことが可能です。
また、コンサルティングと言った経営者へのアドバイスを行う業務においてもその知識を活かすことができます。
もちろん、経営者も簿記の知識を活用することが出来ます。
そのため、独立して会社を立ち上げたり、個人事業主やフリーランスを始める場合も重要な知識となります。
大学や専門学校の進学に活かせる
簿記検定を取得していることで大学のAO入試において選考時高い評価が得られます。
また、入学後に特別講座の受講料が免除されるなど様々な特典が用意されている大学もあります。
専門学校では、取得した簿記検定の種類や級によって入学金が免除になったり、授業料が免除になるケースもあります。
某専門学校では、高校在学中に日商簿記1級や全経簿記上級に合格していれば入学金と2年間の授業料合わせて最大160万円が免除されるケースもあります。
他の資格取得にも活かせる
簿記検定の知識は他の資格取得に直線関連していることがあります。
例えば公認会計士、税理士、ビジネス会計検定、ファイナンシャルプランナー等他にもいくつかあります。
ただ簿記の知識が使えるだけでなく、簿記の知識+αの資格を取得することで活躍のフィールドを増やすことが可能になります。
まとめ
簿記と言えば経理と思われがちですが簿記の知識は就職・転職、独立と幅広く活かす事が可能です。
また、勉強も段階的に学ぶことが出来るため着実に力を付けていくことが出来ます。
簿記の勉強をスタートしたいと思うのであれば日商簿記3級から始める事をお勧めします。