本記事の内容
・目標を設定しよう
・銀行口座を準備する
・毎月必ずやすべき事
本記事では貯金をするための具体的な方法を解説していきます。
この記事を読む前にお金を貯める方法【貯金のコツを解説】を読んでおくとより理解が深まると思います。
目次
目標を設定しよう
ここでは貯金を始める前にやるべき事を解説します。
目標を設定しよう!と言われても、「どうやって目標を設定すればいいのか分からない」という方に向けて解説していきます。
その①:いつまでに、いくら貯金したいのか?
その②:毎月いくら貯金出来るのかを知る
その③:具体的な目標を決める
その①:いつまでに、いくら貯金したいのか?
貯金をするためにまずやるべき事は、いつまでにいくら貯金をしたいのかを決めておくことです。
なぜならば、ゴールを明確にするためです。
ゴールが決まっていかければどこに向かって走り続ければいいのかは分からず、リタイアしてしまいます。
また、貯金出来ない人の特徴の1つに、「貯金出来たらいいな~」と何となく考えている人がいます。
これではいつまでたっても貯金は出来ません。
まずは、1年後に50万円貯めよう!と大まかでいいので具体的な数字にして決めましょう。
その②:毎月いくら貯金出来るのかを知る
先ほど、いつまでに、いくら貯金したいのかを決めましょうと説明しましたが、そもそもそれが実現可能かどうかを見極める必要があります。
それは、貯金出来る金額には限度があるからです。
その限度額の計算方法は
収入-支出(生活費など)=貯金
です。シンプルな計算式ですが、とても大切考え方になります。
そもそも私たちには生活があるので、生活費を確保しなければいけません。
そのため、いつまでに、いくら貯金をするかを決めたとしてもそれが実現出来ない場合もあります。
まずは、最低限の生活費を確保した上で、自分が毎月いくらまでなら貯金が出来るのかを知る必要があります。
そこで確認しておかなければいけないのが、
1.毎月の収入金額
2.毎月の支出金額
この2つです。
特に毎月の支出金額については、生活のためには最低これだけの金額が必要という金額を確認しておきましょう。これにより、毎月貯金出来る金額を確認することができます。
例えば、毎月の収入金額が25万円、毎月の支出金額(必要最低限)が20万円だったとしましょう。
収入金額:25万円-支出金額:20万円=5万円
これにより毎月5万円までなら貯金にまわせるなと確認できます。
この様にして自分が毎月いくらまでなら貯金出来るかを知りましょう。
その③:具体的な目標を決める
ここでようやく具体的な目標を決めることが出来ます。
最初に、大まかなゴールを決めましたが、そのゴールを毎月の貯金可能額と見比べて具体的な目標を決めます。
先程までの具体例を参考にして解説していきます。
その①:いつまでに、いくら貯金したいのか?では、「1年後に50万円貯めよう」でした。
その②:毎月いくら貯金出来るのかを知るでは、「25万円-20万円=5万円」でした。
これにより、50万円÷5万円=10ヵ月と計算できます。
つまり、毎月5万円の貯金を10ヵ月続ければ50万円を貯金することが出来ます。
しかし、毎月5万円の貯金は少し大変と感じる場合、調整も可能です。
調整方法はの一例ですが、「50万円÷12ヵ月(1年間)=4.2万円」毎月42,000円を貯金すれば1年後には50万円が貯金出来る計算となります。
これなら、無理なく毎月貯金出来る金額を決める事ができ、具体的な目標を決めることが可能です。
銀行口座を準備する
その①:銀行口座を最低でも3つ用意する
その②:あえて不便な銀行口座を準備する
その③:仕組化して貯金を楽にする
ここからは具体的な方法を解説していきます。
実際に私も同じようにやって貯金が出来るようになった方法です。
その①:銀行口座を最低でも3つ用意する
銀行口座を増やすと管理が大変だ!という声が聞こえてきそうですが、これにはちゃんと理由があります。
それは、目的別に銀行口座を分けるためです。その目的は大きく分けて3つです。
1.長期目的のため
2.中期目的のため
3.短期的のため
1.長期目的のため
これは、将来の老後資金を貯めておく口座です。以前、金融庁のまとめた報告書において、老後資金は2,000万円が必要だと発表されました。
そのための資金を確保するための口座とも言えます。
この口座の最も重要なことは、「長期目的=老後資金」なので、貯金をすれば老後まで引き出さないようにるすることです。
2.中期目的のため
この口座は、何か急な出費は必要になった時の資金を貯めておく口座です。
例えば冠婚葬祭や冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が壊れ買換えが必要となった時などの出費です。
長期目的の口座は老後まで引き出さないことが前提なので、急な出費が必要になった時のために中期目的の口座を準備します。
3.短期的のため
この口座は普段の生活費のための口座です。
この様に、3つの口座を用意し、毎月の収入をそえぞれの口座へ振り分けます。
その②:あえて不便な銀行口座を準備する
不便な銀行口座をと聞くと、「面倒くさい」と思うかもしれません。まさにその「面倒くさい」がとても重要なポイントとなります。
現代では便利なサービスが増え、ATMで簡単にお金を引き出すことができます。特に、大手メガバンクであれば全国どこにでもATMがあるので困ることがありません。
これでは、いつでもどこでも引き出すことが出来るのでついついお金を使ってしまいます。
そうならないようにするためにあえて不便な銀行口座を作り、お金を引き出しにくくします。
不便にすることで、ひと手間がかかります。結果そのひと手間がブレーキとなることがあります。
長期目的の口座にするのにピッタリです。
その③:仕組化して貯金を楽にする
毎月、目的別の口座へお金を振り分けて貯金するのはとても手間がかかるので、お金を振り分けるか作業を仕組化します。これにより、手間が減り楽になります。
その方法が、自動積立です。
銀行サービスの1つで、毎月、決まった日に決まった金額を普通口座から、別の積立口座へ振り替えてくれるものです。
手続きとしては、銀行窓口へいき、「自動積立をしたい」と言えば丁寧に教えてくれます。
また、楽天銀行などのネットバンキングの場合は、ネットバンキングにログインし、自動積立の申込みをすれば簡単にできます。
毎月必ずやすべき事
ここからは、貯金だけでなくお金の管理についての方法を解説していきます。
その①:家計簿を作る
その②:家計簿も仕組化して楽にする
その③:ずぼらな人でもこれなら出来る
その①:家計簿を作る
家計簿を作るのは、昔から紹介されている方法ですが、やはりお金の管理するためにはとても大切です。
会社名を聞けば誰でも知っているような大企業でも必ずお金の流れを「帳簿」と言われるものに記録をし管理しています。
帳簿には、「いつ」「いくらで」「どんな取引をしたのか」などを記録に残し、管理し把握しています。
何にいくら使ったのかを把握しておかないと改善はできません。
結局、貯金を増やすためには収入を増やすか、支出を減らかすしかありません。
その為には現状を把握しなければいけませんので。家計簿が必要となります。
その②:家計簿も仕組化して楽にする
家計簿を作るとは言っても、レシートや領収書をあつめて記録しなければいけませんので、正直に言って面倒です。
それを解消してくれるのが家計簿アプリです。
有料版、無料版と様々ありますが家計簿アプリを使うことで、家計簿の作成がとても楽になります。
アプリによっては、レシートの読み取り機能や銀行口座、クレジットの自動連携により大幅に手間を省くことができます。
家計簿の目的は、現状を把握することにあります。家計簿を作るのに時間や労力を費やしたのでは本末転倒です。
家計簿アプリを上手く活用し家計簿の作成負担を減らしましょう。
その③:ずぼらな人でもこれなら出来る
家計簿アプリすら面倒くさい!と言う方にはこれから紹介する方法を試してください。
その方法は、毎月、月末の銀行口座、現金の残高を記録する事です。
私の場合はこのような表をエクセルで作成し、一覧表にして残高を把握しています。
1月末 | 2月末 | 3月末 | 4月末 | 5月末 | |
A銀行(長期) | 100,000 | 150,000 | 200,000 | 250,000 | 300,000 |
B銀行(中期) | 150,000 | 180,000 | 210,000 | 100,000 | 130,000 |
C銀行(短期) | 120,000 | 115,000 | 118,000 | 115,000 | 110,000 |
合 計 | 370,000 | 445,000 | 528,000 | 465,000 | 540,000 |
一覧表にすることで毎月の残高を把握することが出来、今月は貯金額が増えたな、今月は使いすぎたなと客観的に把握することが可能になります。
その結果、貯金箱が減ったら、「なんで減ったのかな?」と1ヶ月を振り返るようになりました。
振り返ることで自分の傾向が見えてきますし、どうすれば支出を減らすことが出来るかな?と考えるようにもなりました。
家計簿まではちょっと・・・と言う方は是非、この方法を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
貯金をするための具体的な方法を解説していきました。
目標の設定→銀行口座の準備→管理と一連の流れとなっています。
これはあくまでも、これから貯金をスタートさせようと思っている人向けの方法になります。
とは言え、ある程度お金が貯まってきた人についても、目標の設定を見直し同じようにやれば問題ありません。
ある程度のお金に余裕が出てくれば、心にも余裕ができます。
その結果、自分の考え方や、視野が広がり起業したり、投資を始めたりと新しいステップに進むことも可能になります。